店舗設計者の本音と店づくりの知恵袋

店舗の設計を35年間もももつづけてきた図面屋です。私のCAD資料をベースに店づくりの基本と本音をお伝えします。

有効陳列範囲を意識した店舗設計を心がける!


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※図面屋.comさんからお借りしています。

上記の図面は、ショップなどでよく見られる、壁面システム什器の三面図です。

ここでは、図面屋さんも必ずとは言いませんが、意識しておくべきことをお伝えします。

すでに物販店でお勤めの方なら、入社当時は必ずといっていいほど店長などからレクチャーを受けることです。

要は、壁面什器だけに限りませんが、「陳列高」というのは共通に決まりがあるということです。

これを知らずして、「店舗設計の仕事をやってます!」っていう輩はきっともぐりでしょう。

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まず、図面に赤線で什器を3つのスペースに分けています。

床から60cm以下をストックスペースとします。

棚で言えば最下段ですので、商品が見づらいのでストックボックスにしているショップは多いといえます。

また、ボリューム店でない限り、ストックも設置しないことが、まれにありますが、これは客の、商品に対しての寄りつきが良くないことがあげられます。

いってみれば、壁面にしろ店内什器にしろデッドスペースとなります。

次に、有効陳列範囲というのがあって、商品を見やすく手に取りやすい範囲のことですです。これについては、床から60cm〜210cmのエリアをいいます。

さらに、60cm〜150cmまでをゴールデンゾーンといい、もっとも売り上げを期待できる黄金の価値を持つゾーンと言われています。(ちょっと大げさ?)

まあ、店舗レイアウトでこのゴールデンゾーンは基礎の基礎だということです。

このスペースに、売れ筋やトレンド商品を展示することをおすすめします

実は、前述した効陳列範囲を210cmとお伝えしましたが、これは一般論であって実際、私が思うに商品を見やすく手に取りやすい範囲は、180cmまでだと考えます。

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ですから180cm以上は、ディスプレースペースと考えるのと同時に、お客様の手が届きにくい所なので、季節感のある備品(小物)やPOP広告などの演出スペースとして考えるのが、理想的だと思います 


実際に、商品を陳列しなくても、このディスプレースペースの演出でお客様に商品イメージをアピールする事が出来ます。

最後に、店舗設計者としてこれらの3つのスペースの特性を理解することはとても大切です。

あくまでも、お客様の視線を考えて設計することが肝心であって、陳列パーツの高さを設定するように心掛ける事でより説得力のある店舗設計が出来ると考えます。

尚、今回は、アパレル視点でのことですが、これに限らず食品、飲食にも有効陳列範囲を意志することもお忘れなく!

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